いい映画にありがとう

家族が関わっているTOHOシネマズ「ららヨコハマ映画祭2010」で、手伝い、応援をかねて、映画を観ました。
心がまいってしまうことがありましたが、よい映画は観ている時間は、その世界にひきずりこんでくれます。
本だとこうはいかなくて、文字を目で追いながら、心は気にかかることが断片的に浮かんでしまいます。
よい映画を観終わったあとは、観る前とは現在の状況を整理する観点が変わり、心もいくらかラクになり、映画に助けられる気がします。

観た映画は、ドキュメンタリーの「1000年の山古志」と「牛の鈴音」。そして実話に基づいているという「愛のむきだし」。

「1000年の山古志」は、中越地震で、家だけでなく、家族や田畑や鯉、牛などを一度に失った村民たちが、4年かけて、山古志に戻り、新たな時間を刻んでいこうとする記録映画です。

これ以上の絶望はないと思われる状況からも、この村の人たちは前を向いて歩きだしていて、人間の心の深さに感動しました。
「元気をもらった」などと、月並みな表現では言い表しがたいですが、観ているこちらが救われるような映画です。

「牛の鈴音」は、農民の貧しい暮らしを支えてきた老牛と老夫婦のドキュメンタリーです。
田んぼや畑を這うようにして働いて働いて、生きていくのは辛くて仕方ないが、それでも、「生きているから生きていかなければならない」と、つぶやく。
牛もまた、生きているかぎり自分の役目を果たそうと倒れそうになりながら、荷車をつけて前に進む。

老牛もやがて動けなくなり、老夫婦によっててあつく葬られるのだけれど、そのこんもりした土の山を二人でながめて、「子どもをそだてあげられたのも、この牛のおかげだった」、「国いちばんの牛だった」と、感謝する。
一緒に生きてきた同志をたたえるように。

この映画もまた人生の一面をきりとって、感銘を与えてくれる記録映画です。

そして「愛のむきだし」。クリスチャンである主人公が、異常な世界から愛する人を引き戻し、また自分も錯乱の世界から引き戻してもらった話です。4時間もの長編にもかかわらず、一度も、私の自分の世界に引き戻されることなく魅了させられました。

以上3本、これだけの映画をつくることができる映画制作陣たちの、若い才能と情熱。エールをおくります。

いいものに出会える楽しみは、老後がきても、生きる糧になりそうです。
いずれもDVDで観られるようです。おすすめですよ。

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