親の金融知識の不足はほおっておけない

前回書いた投資信託の「乗り換え販売」、なぜ、中高齢の親世代の人たちが、どんどん手持ちの投資信託を売って、別の投資信託に買い換えてしまうのでしょうか。今回は、乗り換えてしまう心理を少々。

だれだって値下がりしているものを長くもっているのは、精神的につらいものですが、営業職の人に、どうしたらいいかと相談するのは善し悪しです。

では、「動いていないもの」から「動いているもの、動きそうなもの」に、かえませんかと、すすめられ、いいのがありますよこんなに、分配金が出るんです、と、すすめられる・・・・。

毎月、これだけ分配金が出ますから、買ったときの手数料は、すぐに取り戻せますよ

そうだわね、そうしてみようかしら、と、あっさり乗り換えてしまい・・・・・・。

しかし、投資信託の分配金は、親世代が思っているような、預貯金の利息收入とは、大きく違います。

特別分配金のことは、過去のブログで書きましたが(こちらへ)、分配金が出たからといって、増えたものが出るとはかぎりません。

このところの円高で、9割以上の投資信託の分配金が、タコ足分配金(原資を取り崩して出している)です。

送られてくる明細をみれば、一目瞭然。

自分のお金ですから、所得税、住民税の欄は、空白(ゼロ円)です。

この投信はどう思う?と聞かれ、分配金の多さが魅力だと思ってらっしゃいますが、こういうことです、と、そんなこんなを明細をみながら,ご説明すると、相談者の中には、「分配金で手数料なんてすぐ取り戻せると言ってたけど、全然、違うじゃない!」。

分配金が高ければいいというものではありません。
この点が、情報にふれる機会の少ない親世代には、初耳ということがほとんどです。

もしも親御さんが、どんどんと投資信託を乗り換えているような様子があったら、さりげなく勘違いを正してあげてください。

<追記2012年2月>
このブログの分配金に関する内容をベースにして、『親のお金の守り方』という本になりました。


この記事へのコメント

反戦自衛官
2011年01月28日 19:53
頑張って下さい
管理人(北見)
2011年01月29日 05:44
反戦自衛官さん、はい、頑張りますんで。

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